U-NEXTで「モンスター娘のお医者さん」を観ました
「モンスター娘のお医者さん」はU-NEXTで2021年7月16日 23:59まで配信しています。 2020年9月21日現在、「モンスター娘のお医者さん」は見放題です。 U-NEXTでは、ライトノベル原作のアニメ作品も多数配信しています。この「モンスター娘のお医者さん」は、2016年より刊行されている折口良乃さん原作のファンタジー作品です。 原作の大ファンだったので、U-NEXTで配信されていると聞いたときには、とても嬉しかったです。 「モンスター娘のお医者さん」の感想を書いていきたいと思います。

「モンスター娘のお医者さん」のあらすじ

まず、この作品のあらすじを紹介します。 かつて、人間と魔族は100年以上もの間、ヴィヴル山脈を境として、争いを続けていました。 いまだその争いの痕跡が残る場所で、人間のグレンは助手のサーフェと共に診療所を経営していました。 彼らの元には、様々な患者が訪れ、グレンとサーフェは日々忙しく働いていました。 グレンは、美しいケンタウロスや明るい人魚たちを治療しながら、医師として成長していくのでした。 U-NEXTで観た「モンスター娘のお医者さん」は、とにかく画質がすごく良いです。 ファンタジー作品の良さを決めるのは、画質が大きく影響しています。どれだけ原作が素晴らしい作品でも、アニメで作画が悪ければ、一気に崩れてしまいます。 ですが、「モンスター娘のお医者さん」は画質がすごくいいので、すぐに物語の世界に入り込むことができます。 そして、キャラクターがとっても魅力的なので、次はどんなキャラクターが出てくるのかと、ワクワクしながら観ていました。 そして、展開がとてもスピーディーなのも好印象でした。この作品は、コメディタッチでありながら、命を救うという大事なテーマもあるのです。 そのバランスをうまく保っていたので、メリハリがある作品に仕上がり、とても見ごたえがありました。

「モンスター娘のお医者さん」の医療シーン

ですが、やはり気になるのは医療行為です。 もちろん、グレンは医者なので患者の体に触ったりするのは、仕方がないことだと思うのです。ですが、あからさまに胸を揉んだりする冒頭のシーンはどうかと思います。 もちろん、そういったシーンもこの作品の人気が高い理由の1つですし、ものすごい性描写があるわけではないのですが、逆にかなり卑猥に見えてしまうシーンもあるんです。 たとえば、第1話ではグレンの助手のサーフェが、ケンタウロスのティサリアに対して、嫉妬から自身の尻尾をティサリアの口の中へと突っ込むシーンがあるのですが、そこまでしなくても、という感じがします。 わざとムードを出そう出そうとしているみたいで、正直、気分が悪かったです。 せっかく、ストーリーやキャラクターは魅力的なのに、どうしてこういうシーンにしたのか、謎としか言いようがありませんでした。 やはり、女性も子供も観るのだということをわかって欲しかったです。

「モンスター娘のお医者さん」のキャラクター

U-NEXTで配信されている「モンスター娘のお医者さん」のなかには、数々の女性キャラクターが登場しますが、やはりヒロインであるサーフェは、とても魅力的です。 ラミア族の彼女は、上半身は人間ですが、下半身はヘビという体をしています。性格は少々嫉妬深くて、やはりヘビの特性を持っているのかと思いたくなりますが、その嫉妬もとても可愛いものです。 他のファンタジー作品だと、ラミアと聞くと悪というイメージが強いのかもしれませんが、そのイメージを見事に吹っ飛ばし、いじらしくて純粋なイメージに変えてくれました。 彼女の尻尾がグレンに巻き付く感じも、感情が表れていて、彼女の内面の気持ちを代弁しているようにも見えました。 ちょっとツンデレ系なところも可愛く見えます。 彼女が、グレンのことを誰よりも大切にしていることはよくわかります。 逆に、ちょっとイラッとするのが、実は主役のグレンなのです。サーフェのことを意識しているのに、なかなか態度に表さないことに、正直イライラしてしまいます。 それに、いくら治療だからといって、患者の胸をいきなり鷲掴みにしたりするのか、いささか謎です。 見た目が若くて、まだまだ少年のような印象に見えますが、彼だって男性です。 やはり女性に対する配慮は必要ではないかと思いますし、患者がいきなり膝に乗ってきたり、色仕掛けをしようとしたら、もっと強くはねのけるシーンがあっても良かったと思います。 グレンがもっとはっきりとした態度でいたら、サーフェだって、あそこまではイライラしなかったはずです。 グレンは、医師としてとても立派だと思いますが、男性としての魅力という点では、いささか残念に感じます。

まとめ

この作品は、ファンタジー作品の良さに、ラブコメを加えたような作品という印象が強いかもしれませんが、それだけではありません。 そこには、命を救うというテーマもあって、笑いのなかにも、ときにはジーンとする場面もあって、患者を助けようとするグレンの熱意が伝わってきます。 人間だからとか、魔族だからとかいう問題は、この作品では、些細な問題でしかないのです。 今まで、ライトノベルは読んだことがないという人も、まずはU-NEXTで、「モンスター娘のお医者さん」を観てから、その世界観にはまってみるのもいいのではないでしょうか。
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