「僕のヒーローアカデミア」は、U-NEXTで、2021年8月31日 23:59まで配信します。2020年9月21日現在、見放題です。

「僕のヒーローアカデミア」を観た感想を書いていきたいと思います。

「僕のヒーローアカデミア」のあらすじ

「僕のヒーローアカデミア」は、中国の軽慶市で「発光する赤児」が報道されて以来、世界各地では超常現象が起き、人口の約8割が個性という名の超常能力を身につけていました。

個性を悪用するヴィラン(敵)に対して、ヒーローもまた、個性で対抗しました。緑谷出久は、子供の頃からヒーロー・オールマイトに憧れてきました。

ですが、出久は無個性であり、特別な能力は持っていなかったのです。それでもヒーロー科を目指す彼を、周囲は馬鹿にしたが、出久にはヒーローとしてふさわしい素質が備わっていました。

オールマイトは、出久に他者に譲度できるワン・フォー・オールの後継者に指名し、見事ヒーロー科へと入学を果たすのでした。

そこで、出久は様々な個性を持った同級生たちと出会い、切磋琢磨しながらヒーローへの道を進むのでした。

「僕のヒーローアカデミア」の良かった点

U-NEXTで「僕のヒーローアカデミア」を観て良かったと感じたのは、正義のヒーローの原点がここにあると思ったからです。かつてのヒーローというと、世のため人のため、悪を倒すというものでした。

いつしか時が流れると、ヒーローたちは堂々と正義のために戦うとは言わなくなりました。大切な誰かのためだったり、自分の目的を達成するために力を使っても、大きな声で正義のためと言う者はいなくなってしまった気がしたんです。

ですが、「僕のヒーローアカデミア」では、まさしくかつてのようなヒーローたちが活躍していたのです。

「僕のヒーローアカデミア」のキャラクター

「僕のヒーローアカデミア」のキャラクターの多さに驚かされます。出久が出会う様々な人々。彼らは皆それぞれ個性を持っていて、その能力以上に性格も個性的でした。

正義をこよなく愛する者もいれば、素直に自分の気持ちが言えない者。自分の過去と向き合う者と様々です。

観ている人の誰もが、自分とどこか重ねあわせてしまう。そこに、この作品の魅力があると思います。

U-NEXTで「僕のヒーローアカデミア」を観た後に少しガッカリしたのは、原作と比べると、キャラクター一人一人の個性が描ききれていなかったことです。

もちろん、原作とすべて同じというわけにはいきませんが、やはりもっと掘り下げて欲しかったと思うところがありました。

せっかく、キャラクターもストーリーも、テンポも良かっただけに残念でなりません。

どうしてもメインキャラクターが目立つように作ってしまうのですが、脇キャラにも魅力的な面々が揃っていただけに、なんとももったいないと思ってしまいました。

「僕のヒーローアカデミア」で、もっとも好きなキャラクターは出久です。

出久は、観ている人たちの代表のようなキャラクターです。自分には個性がないとわかりながらも、ひたすらにヒーローを目指す姿は、どこか忘れかけていた自分を思い起こさせてくれるような気がしました。

第1話での出久は、強さの欠片も感じさせない、気弱な少年でした。ヒーローに憧れているだけの印象だった出久が、第13話ではオールマイトを助けるために無我夢中で敵へと突っ込んでいきました。

それは、かっこいいとはとても言えない姿でしたが、ボロボロの姿で立ち向かう彼の姿に、とても勇気づけられました。

諦めなければ、夢は叶う。それを教えてくれたのは、間違いなく出久なのです。

この作品で少し残念に感じるのはお茶子というキャラクターです。彼女の個性は無重力なのですが、その能力のためにすぐに吐いてしまうんです。

もちろん、それも彼女の個性なのですが、さすがに食事中には観れないと感じてしまうキャラクターです。

とにかくもったいないキャラクターなのです。

見た目も愛らしくて、明るく、女の子らしい一面も持っているのに、吐いているイメージが強くなってしまうんです。

様々な個性が魅力的な「僕のヒーローアカデミア」なのですが、お茶子の個性だけは受け入れられないところがありました。

まとめ

U-NEXTで「僕のヒーローアカデミア」を改めて観てみると、この作品がどれだけ良い作品なのかがわかります。

作画も綺麗だし、話のテンポが良いので、最後まで飽きることなく観ることができます。

一人の少年が、夢を叶えるためにまっすぐ頑張る姿は、とても清々しいものがありました。

ジャンプ作品の定番である、「友情、努力、勝利」という言葉が見事にあてはまり、ドキドキやワクワクが止まりません。

作品では、どうしても多種多様な個性の方が注目されやすいのですが、それだけではないのです。

キャラクターそれぞれの弱さや欠点もこの作品の魅力なのです。完全無欠に見えるオールマイトでさえ、弱点があるのです。人は、完璧ではないのだと、改めて思わせてくれる作品です。

U-NEXTでは、いつでも好きなときに「僕のヒーローアカデミア」を観ることができるので、落ち込んだときに観たくなる作品です。

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