マッドマックス怒りのデス・ロードをU-NEXTで観ました

マッドマックス怒りのデス・ロードはU-NEXTで2020年11月27日 23:59まで配信されます。2020年9月16日現在は見放題です。

マッドマックス怒りのデス・ロードについて感想を書いていきたいと思います。

マッドマックス怒りのデス・ロードのあらすじ【U-NEXT】

より資源などが朽ち果てた世界(いわゆる北斗の拳の世紀末のようなところ)が舞台です。主人公マックス(トム・ハーディ)は。愛する者も生きる希望もなくしていました。

砂漠の荒野をさまよう中荒野のボス、イモータンジョー(ヒュー・キース・バーン)の手下たちに捕まってします。

そんな中マックスは、フュリオサ(シャーリーズ・セロン)というイモータンジョーの傘下の女戦士や、謎めいた全身白塗りの男、そして巨大なグループ(イモータンジョーのグループと敵対関係)に出会います。マックスは1人ではなく、彼らと協力して強大なジョーの勢力に戦いを挑みます。

マッドマックス怒りのデス・ロードの感想(ネタバレなし)【U-NEXT】

まずはじめに「マッドマックスシリーズ」の視聴は今作が初めてでしたけど、問題なく楽しく視聴することができました。

逆に2時間という時間があまりにもあっという間に感じました。

念頭においていただきたいのが主人公マックスが、超絶お人好しということです(笑)

だけど、バカでかっこつけで中二病で。。。それでいてかっこいいです。

マックスは頑張り屋さんです、ヒットするアクション映画では鉄板になりつつある頑張り屋さんです。つまり赤の他人やなんの縁もゆかりもない人に自らの命を張っtちゃえたりします。そのくらい頑張り屋さんで、バカで、かっこつけです。

正直最初の15〜20分はおもしろくなかったです。と、いうよりも世界観や設定をつかむのに15〜20分ほどかかってしまいました。これはボクがこれまでの過去3作品を見てないからもしれないです。

主に砂漠の上をいかつい車で爆走してくだけです。その中でもちろんアクシデントや問題もあり解決して敵をやっつけてといったものになっております。

感覚としてはアクションゲームに近いです。

ただ言わせていただきたいのは、「ストーリーがない」や「ただの殺し合い」などの感想を抱かれてることが多く感じるので少し悲しく思います。

「ストーリーがない」のではなく「ストーリーを省いてる」のだとボクは感じました。映画ではストーリーやバックグラウンド、などが非常に重要です。そんなことは誰でも承知です。

無論ジョージミラー監督も知らないわけがありません。この監督のすごいのがそれを知りつつ”あえて”ストーリーを省いて各登場人物のバックグラウンドを細かく説明することなく楽しめる作品に仕上げたことです。

しかもちゃんと中身も、バックグラウンドもあるんです。。。

これ以上書くとネダバレに近くなるので。。。

マッドマックス怒りのデス・ロードのネタバレ【U-NEXT】

■マックスのバックグラウンド

愛する人も守れなかった。これが最重要です。この過去はバネになります。

『世紀末』を放浪します。マックスは「生きる」こと、と「そのために必要なモノ」その欲望だけで生きてます。

フュリオサたちと比べて分かるように、武器や服装、その他の道具を欲しています。

そんなマックスが、少しずつかつての人間性と「名前」を取り戻していきます。

これはいうまでもなくフィリオサたちのおかげです。

■フュリオサのバックグラウンド

フュリオサのバックグラウンドは多くは中には出てきません。どこをどう見るかです。

劇中の最後の方で敵のイモータンジョーに「私を覚えているか?」一言が重要です。(言動だけではなく行動も)

「マッドマックス」だからマックスがだけが大活躍しなければいけない訳じゃないんです。逆にマックスはほとんど活躍しなくてもいいんです。

だってこの作品は「FURY LOAD(原題)」なんだもの。

FURYはフュリオサにかかっております。つまり本当の主人公はフェリオサとも言えるはずです。

■イモータン・ジョーのバックグラウンド

イモータンジョーはだいぶ老人です。この世界が資源がなく、健康寿命も平均寿命も現実世界よりも短いはずです。それなのにあれだけの年になるまで生きてるなんてもしかすると、あの世界のギネスブックに載ってるはずです。ちゃんと出生記録があれば。。。さすがイモータン(不死という意味)

利己的ですが、かなりの知性派です。

■ニュークスの物語

ウォー・ボーイズは無垢な魂を盲信で(文字通り)塗り固められた哀れな存在です。その1人であるニュークスは、挑戦や失敗を経験し、他者との交流のなかで急激に自己形成して、遂には(これまた文字通り)自決するのです。

■5人のワイブス(妻)の物語

スプレンディド=華麗な、すばらしい

トースト=焼いたパン

ケイパブル=有能な、受け入れ可能な

ダグ=変わり者、変人

フラジール=壊れやすい、かよわい

おそらく彼女らに命名したのはイモータン・ジョーです。ジョーは彼女らをまとめてプロパティ(=所有物)と呼びます。名前や外見でそれぞれの個性が丁寧に描き分けられています。

彼女たちのなかで一番若くひ弱で、途中で諦めてジョーの元に戻ろうとしたフラジールが、さいご重要な場面で知性と勇気を発揮します。

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