「探偵・由利麟太郎」を無料でU-NEXTで観ました

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「探偵・由利麟太郎」はU-NEXTで2022年12月31日 23:59まで配信しています。 「探偵・由利麟太郎」は2020年10月14日現在、U-NEXTで見放題になっています。無料ではありませんが、無料に様なものだと思っています。 「探偵・由利麟太郎」について参考にしてください。

「探偵・由利麟太郎」のあらすじ

U-NEXTでは、数々のミステリードラマが配信されています。横溝正史さん原作の、昭和を代表するミステリー小説が、令和に甦ったとされ、多くの注目を集めました。 あらすじは、元警視庁捜査一課長という経歴を持つ、探偵にして犯罪心理学者の由利麟太郎は、京都にある骨董店「加茂句堂」を活動拠点としていました。 由利は、ミステリー作家志望の三津木俊助を助手に、次々と繰り広げられる難解な事件に挑みます。 「観察すれば、真実は自ずと浮かび上がる」という言葉通りに、由利の推理と共に犯人の姿が次第に浮かび上がってくるのでした。 そこには、犯人の悲しい過去や憎しみ、苦しみが詰まっていました。

「探偵・由利麟太郎」の演出

U-NEXTで「探偵・由利麟太郎」は、まさに古典を踏まえながら、新たなミステリーの扉を開いた作品でした。ここまで、吉川晃司さんと由利麟太郎がマッチするとは、正直思いませんでした。 黒いロングコートを翻し、堂々たる足取りで現場に姿を現す由利の、その存在感の強さは、ドラマ全体を盛り上げてくれました。 全体的に漂う怪しい空気。謎めいた登場人物の数々。あり得ないトリックの数々。まさに、横溝正史ワールド全開の展開に、ドキドキハラハラしました。 由利への挑戦状から始まる第1話では、ミステリアスな美女の秘密があきらかになります。虐げられ、憎しみに立ち上がった彼女の、怒りや悲しみ、そして母性。様々な感情の入り乱れる様子が、丁寧に繊細に描かれていました。 昭和の雰囲気を随所に残しながらも、令和ならではの演出がされているところも素晴らしかったと思います。 やはり、すべてが昭和に合わせてしまうと、古くさくなるのですが、衣装や小道具によって、まさに新しい世界が完成したと思うのです。

「探偵・由利麟太郎」の原作と違う点

U-NEXTで配信されている「探偵・由利麟太郎」を観たときに、原作との相違点があり、残念に思うシーンもありました。 確かに、原作と違い、由利が弓道をしているとか、三津木がミステリー作家志望というのは、良い設定だったと思うんです。 ですが、第1話の犯人である瑠璃子の人物像が少し違ったり、第3話や他のタイトルが違ったりというのは、少し寂しかったです。 ドラマ化にあたって、変更は仕方がないのだとしても、やはり原作の雰囲気はもう少し残して欲しかったです。

「探偵・由利麟太郎」のキャラクター

「探偵・由利麟太郎」では、キャラクターがとても素晴らしかったです。由利麟太郎はもちろんですが、IT機器を使いこなす三津木や、聡美さんの京都弁に癒されます。 ですが、もっとも良かったと思ったのは、京都府警の警部である等々力です。寡黙で沈着冷静な由利とは、正反対のキャラクターである等々力の存在は、この作品の一種の癒しのようでした。 原作にはありませんが、たい焼きを片手に事件現場に顔を出すユニークさや、スマホやカーナビに苦戦する姿が、なんともチャーミングに見えるのです。 特に事件を解決するわけではないのですが、とにかく癒されます。 事件を少し聞いただけで、わかったと言って、全く関係ない人を犯人だと決めつけたりと、ちょっもはた迷惑なところもあるのも、なんともチャーミングに見えるのです。 ミステリー作品には、こうした、少しとぼけたキャラクターが欠かせません。こういった脇のキャラクターが魅力的なほと、主人公の輝きも増すのです。 学生時代に「ユリリン」と「トド」と呼び合う関係が、今でも続いている感じが、とても穏やかな気持ちにさせます。 嫌いなキャラクターというほどではないのですが、等々力の部下である松戸鈴子の存在は、あまりパッとしなくて残念でした。 由利や等々力の周囲はほぼ男性ばかりで、女性陣が少ないだけにしか、もっと活躍して欲しかったと思います。 多数のキャラクターが出るなかでは、どうしてもスポットライトを浴びることが難しいキャラクターが出ることはわかっているのですが、女性ならではの活躍するシーンが見たかったなと思います。 U-NEXTでは、「探偵・由利麟太郎」の全5話を配信していて、その凝縮したストーリーは、1度観たら止まりません。 由利が静かに弓を構える姿は、とても凛々しく、その静寂な雰囲気に息を呑んでしまいます。 単なる謎解きにはとどまらず、加害者と被害者。両方の過去や葛藤、そして赦しと様々な感情が見れるのも、この作品の魅力です。 各話の内容のどれもが色濃く、そして掘り下げて描かれているのと、まるで映画のような重厚な作りになっていて、一時たりとも目が離せません。

まとめ

原作ファンの人は、原作とドラマの違いを探してみるのも一興です。 私も、何度も見直して、原作との違いを探しました。ほんのわずかな違いがあって、見つける度に嬉しくなったり、もったいなく感じたりして楽しんでいます。 やはり、好きなときに何度でも見直せるというのはいいものです。 U-NEXTでは、「探偵・由利麟太郎」の魅力をあますところなく観ることができます。
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