「西部警察PART III」を無料でU-NEXTで観ました

国内ドラマ
「西部警察PART III」はU-NEXTで2021年2月28日 23:59まで配信しています。 2020年10月13日現在、「西部警察PART III」はU-NEXTで見放題になっています。厳密にいえば無料ではありませんが、ほとんど無料みたいな感じで観れています。

「西部警察PART III」について

U-NEXTでは、往年のテレビドラマも多数配信しています。なかでも、日本屈指の刑事ドラマである「西部警察PART III」は、多くの感動を日本に与えた国民的ドラマといっても過言ではありません。 気になるストーリーは、東京の城西が舞台です。 様々な凶悪事件が日々起きる東京の片隅で、木暮警視の指揮の元、大門率いる西武警察署捜査課の刑事たちは、日夜、人々を守るために犯罪者たちを取り締まっていました。 そんな彼らの活躍は、周囲から「大門軍団」と呼ばれ、犯罪者はその名に恐れをなしていました。 新たな刑事たちも加わり、ますますそのパワーは高まっていきました。とうとう最大の悪の壁が彼らの前に立ちはだかったのです。

「西部警察PART III」を観た感想

U-NEXTで「西部警察PART III」を観た感想は、今見ても新鮮に映りました。今では考えられないようなカーチェイスや爆破シーンなど、現実にはあり得ない場面は、ドラマだとわかっているのに、そのあまりの迫力にたじろいでしまいます。 静岡や名古屋など日本のあらゆるところでロケをおこなうなど、この作品のスケールの大きさがわかります。 ですが、この「西部警察PART III」のみどころは、派手なシーンではないのです。それは、木暮警視と大門の別れのシーンです。 犯人は逮捕したものの、大門は仲間に見守られながら、その命を落としました。 その大門をじっと見つめた木暮警視の、「大さん、疲れたろ?」と語りかけるシーンには、たくさんの後悔と悲しみが詰まっているようでした。 そこには、犯人への憎しみや怒りといった感情は見れなかったのです。 目に涙を溜めながら、大門の死を悼む姿には、観ていてただただ涙しました。日々、人々を守るために戦ってくれている人たちは、常に死と隣合わせなのです。 「ありがとう」という木暮警視の言葉は、大門への最大のはなむけだったと思います。命の尊さを、大門の死で教えたこの作品は素晴らしいできだったといえます。

「西部警察PART III」の残念なところ

残念なのはこのワンパターンさだと思います。大体のストーリーは、事件が起きて、西武警視署に連絡がきて、犯人を捕まえるために、バイクやヘリが出動し、犯人を確保。 定期的に刑事の誰かが殉職する。と、いうあまりにもなワンパーンさに、時々飽きてしまいます。 ワンパターンであることがとても良いことでもあるのですが、毎度毎度は正直飽きてしまいます。もっと、いろんなパターンを見たかったです。

「西部警察PART III」のキャラクター

U-NEXTでは、かつての往年のスターの活躍がたくさん見れるのも嬉しいです。 特に、この「西部警察PART III」では、2020年に亡くなられた渡哲也さんの魅力が、これでもかと詰まっています。 大門は、決して陽気で華やかなタイプではありません。寡黙で、静かに犯人に対する怒りを燃やすタイプです。そして、その大門を人気キャラクターへと押し上げたのは、ひとえに渡哲也さんの演技力の高さだったのです。 日活で数々のアクション映画をこなし、ルックスの良さだけではなく、誠実でまっすぐ役と向き合う姿が印象的です。 大門は、まさしくそんな渡哲也さんの魅力をギュッと濃縮したようなキャラクターだったのです。 ティアドロップのサングラスをかけ、スッとライフルを構える姿を、U-NEXTでは何度でも見ることができるのです。

「西部警察PART III」の違和感

U-NEXTで「西部警察PART III」を観て、一番の違和感を感じたのは、やはり峰竜太さんです。 峰竜太さんは、平尾一平というキャラクターで出ているのですが、違和感しかありませんでした。ここ最近はタレント業が多いため、俳優として活躍しているシーンをあまり観たことはなかったんです。 そのためか、どんなに素晴らしい演技をしても、ついついバラエティでの姿が被ってしまい、集中できませんでした。 ある意味、これも時代の流れなのかということがわかるのかもしれませんが、やはり作品に集中できなかったというのが残念です。

「西部警察PART III」の雑感

U-NEXTで観た「西部警察PART III」は、現在の刑事ドラマとは大きくて異なることがいくつもあります。 犯人を追い詰めるためとはいえ、かなりの銃撃戦やカーチェイスが繰り広げられ、「信じられない」と思うことも多々ありました。 ですが、その根底には、善良な市民を守り、凶悪な犯人を逮捕したいという、刑事たちの情熱が感じられます。 今の刑事ドラマではできないこともたくさんやって、そしてとてもハートフルな場面もたくさんあるのです。

まとめ

一人一人の刑事たちには、それぞれ個性があり、親しみやすさがあるのです。現在はドラマや映画、そしてバラエティで活躍しているスターたちの若かりし頃の姿を観ることができるのも、U-NEXTの魅力です。 三浦友和さんや舘ひろしさんが、まだまだ初々しかった頃の姿を観ると、更に現在の良さがわかってきます。ときには、かつて名作と呼ばれた作品を静かに観るのも良いと、U-NEXTを利用して本当に良かったです。
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